脱毛症の症状は?

犬の皮膚は人間の皮膚に比べて薄く、とてもデリケートです。
その上に被毛に覆われているので、細菌が発生しやすいため、皮膚病にかかりやすいので注意が必要です。

マルチーズは輝くような白い毛が魅力ですが、毛の一本一本が細く絡まりやすいため、雑菌が繁殖しやすい犬種です。
コーミングや定期的なトリミングなど、日々のケアを怠ると、皮膚が炎症を起こして脱毛症などを発症することがあります。
マルチーズはシングルコートで、本来は毛が抜けにくい犬種です。
ですからマルチーズに抜け毛が目立つようになったら、何らかの病気の可能性が高くなります。

犬の毛は季節の変わり目に毛が生え変わりますが、これは自然に起こるもので何ら問題はありません。
しかし、病気による脱毛は、注意が必要です。
一部分だけの毛が抜けて、皮膚がみえている状態は脱毛症もありますし、全身に抜け毛の症状が出ることもあります。
毛が抜けた部分の皮膚が赤く炎症を起こしていたり、色素沈着を起こして黒ずんでいる事も少なくありません。
激しいかゆみを伴う場合は、ワンちゃんが掻きむしって余計に症状を悪化させてしまいます。

脱毛症の原因は主にアレルギー、ストレス、寄生虫や細菌による感染症、ホルモン分泌の異常などさまざまです。

マルチーズはアトピー性皮膚炎にかかりやすいので、それが原因で毛が抜けることもあります。

また、ストレスも脱毛症の原因の一つです。
飼い主が旅行などでワンちゃんをペットホテルや知り合いの家に預けた、飼い主の家族が結婚などで減った、引っ越しなど、環境が変わった事で大きなストレスを感じて脱毛症になる場合もあります。

ホルモンのバランスが崩れた場合も、脱毛症が起こる事があります。
ホルモン量の変化で脱毛するケースでは、左右の同じ部分の毛が抜けるのが一般的です。
副腎皮質ホルモンの分泌に異常が起こると胴体に、性ホルモンに異常があるとメスは肛門や生殖器の周りの毛が抜けます、去勢したオスは、尻尾の付け根やお尻、脇腹の毛が抜けます。
成長ホルモン異常の場合は、首や胴、太ももなどに左右対称に抜けるのが一般的で、生後2か月から3か月の子犬によく見られる症状です。

治療法

脱毛の原因によって治療法は異なります。
アトピー性皮膚炎が原因の場合は、アレルギー反応を起こす物質を遠ざけて、ステロイド剤を投与して炎症や、かみゆを抑えます。
寄生虫や細菌が原因の場合は、これらを駆除する薬を投与しながら、皮膚の炎症をおさえる治療が行われます。
ストレスが原因の場合、ストレスの原因をつきとめて、それを取り除いてあげる事が大切です。
ホルモン異常の場合は、薬を処方してホルモンの分泌量を正常に戻します。

脱毛症の予防法は?

脱毛症を予防するためには、寄生虫や細菌、アレルゲンを飼育環境からできるだけ取り除くように、清潔に保つことが大切です。
そして、ワンちゃんがストレスを感じずに、のびのびと暮らせるように気を配りましょう。
特に引っ越しなどで生活環境が変わった場合は、ワンちゃんとスキンシップやコミュニケーションをとって、ストレスをためさせないことが大切です。