白内障の症状は?

白内障は、目の水晶体が白く濁って視力低下する病気で、症状が悪化すると失明する事もあります。

白内障の原因は先天性のものや、老化や病気、ケガ、何らかの中毒によるもの等があります。
特にマルチーズの場合は、老化によって発症する老年性の白内障を発症しやすいので、中高年期に入ったら注意してあげましょう。

白内障は徐々に進行していく病気で、最初のうちは水晶体の濁りも小さいので気づきにくく、視力の低下もそれほどありませんし、痛みもないため日常生活にもほとんど影響が出ません。
しかし、白内障になっていることを気づかないまま放っておくと、視力がだんだん悪くなっていき、水晶体の濁りも広い範囲に及びます。
こうなると物にぶつかったり、目の前にあるものが見つけられずにウロウロと歩きまわったり、わずかな物音にもびっくりしたりするといった症状が出ることも多いですね。

白内障の治療法は?

白内障は早期発見・早期治療が大切な病気です。
早期の症状の場合は手術をせずに、点眼薬と内服薬で症状を抑えることが可能です。
しかし根本的な治療ではないため、症状の進行を遅らせる効果はありますが、白内障そのものを治療はできません。
ですから、治療を受けていても、少しずつ症状は進んでいきます。

水晶体の半分程度が濁っているという状況なら、手術で視力の回復が期待できます。
手術では水晶体を取り除き、人工のレンズを目のなかに装着する治療が行われます。

ただし老年性の白内障の場合、年を取って抵抗力が弱っているワンちゃんに手術するのは、大きな負担となります。
手術をするなら、なるべく早めに行うほうがリスクが少ないので、5歳くらいから目の定期検診を受けて、早期発見・早期治療を行うことをおすすめします。

白内障の予防法は?

白内障の有効な予防法は、今のところないと考えてください。
ただ、目はとてもデリケートな器官ですから、ケガをして目を傷付けないよう注意しましょう。
そして、何よりも飼い主が早めに症状に気をつけてあげることが大切です。
白内障が進行していると、眼底にも異常が生じて、手術をしても治療効果が得られないからです。
ワンちゃんの目の様子や、行動を注意深く観察して異常を少しでも早く発見すると同時に、年に一度程度の定期健診で、白内障を発症していないかを確認しましょう。
目の定期検診を受けることで、白内障だけでなく緑内障など、ほかの目の病気の早期発見にも繋がります。

犬に限らず、目は生きる上で、とても大切な器官です。
マルチーズは長生きをする犬種ですが、少しでも健康寿命を延ばしてあげるためには、目の健康管理も大切ですよね。
飼い主が十分に気をつけてあげましょう。