関節リウマチは関節をなめらかに動かすために関節内の滑膜といわれる部分が炎症を起こし、腫れて痛む病気です。
症状が進むと関節が変形したり、うまく機能しなくなります。

関節リウマチは、マルチーズがなりやすい病気の一つです。
最近、歩きにくそうにしているな……と思ったら、関節リウマチかもしれません。

関節リウマチになる原因は、詳しくはわかっていませんが、免疫との関わりが深いと考えられています。
年を取ったからなるというわけではなく、年齢に関係なく発症し、特にマルチーズは若い頃から発症することが多いので注意が必要です。

関節リウマチになると元気がなくなる、疲れやすい、食欲がなくなる、痩せるなどの症状があらわれます。

また、足の関節が腫れていて、さわると熱い、押すと柔らかいといった症状が出ることもあります。
左右の同じ関節に発症しますが、痛み箇所が日によって変わるので、片側だけ痛がっているように見えることがあります。
特に、天候に影響されやすく、雨の日や寒い日には強く痛むことが多いのが特徴です。
病状が悪化すると、関節の骨が変形したり、動く範囲が狭まります。

関節リウマチの治療法は?

関節リウマチを完治させる治療法は、今のところ解明されていません。
ですから、関節の痛みを和らげ、関節の炎症を抑え、関節の変形を予防するといった治療法に加えて、関節の骨が破壊されて変形している場合は、その関節を手術で再建するといった外科的治療が行われます。

関節リウマチは長く付き合う事になる病気です。
薬も、長期間飲み続けないといけません。
薬を服用すると元気になりますが、これは一時的なものです。
元気になったからといって薬を飲ませるのをやめてしまったら、症状が悪化します。
お医者さんの指示通りに、正しく服用することが大切です。
また、薬の副作用もありますから高齢のワンちゃんは内臓の働きが低下していないか、定期的に検査をしながら治療が進められます。

関節の痛みを和らげ、関節が動く範囲を狭めないようにするために、理学療法が行われることもあります。

関節リウマチの予防法は?

関節リウマチを発症する詳しい原因が解明されていないので、予防は困難です。
もし関節リウマチと診断されたら、お家でも快適に過ごせるように、工夫しましょう。

フローリングの床はすべりやすいので、じゅうたんを敷く、寒いと痛みがひどくなりますから、室温の管理にも注意しましょう。
また、患部を温めてあげると、痛みがやわらぎます。
電子レンジで温めて使うパックが市販されているので、それを使ってみてはいかがでしょうか。

軟骨を柔らかくする効果のあるサプリメントや、抗酸化作用のあるサプリメントを飲ませるのも効果的です。
どのようなサプリメントが有効なのか、かかりつけの獣医さんにたずねてみましょう。