毛色、毛質の特徴

小型犬として大人気の犬種の一つがマルチーズです。
2017年度のJKC(ジャパンケネルクラブ)の調査によると、日本国内で登録されている犬種数ランキングでマルチーズは8,282頭となっており、全体の第10位にランキングしています。

ダントツ人気のトイプードルが75,149となっているので、そちらに比べるとちょっと支持数が少ないように思いますが、それでもかなり人気の高い小型犬と言って間違いないでしょう。

マルチーズの最大の特長は豊かな長い被毛です。
その被毛の美しさから「犬の貴族」や「抱き犬」といった名称が与えられることもあり、人が抱えるのにちょうどよいサイズということもあって身近な愛玩犬として人気があります。

マルチーズが人間に飼育されるようになったのは紀元前1500年頃からとされており、地中海の貿易の中継地だったマルタ島にフェニキア人が持ち込んだことにより、ヨーロッパの貴族たちに可愛がられるようになっていったようです。
17世紀になるとマルタ島は英国領として植民地になるのですが、そこから英国王室の愛玩犬として献上をされ、現在まで王室貴族の愛犬として飼育をされています。

非常に珍しいのが、マルチーズはカラーバリエーションとして純白のみを認めているということです。
ブリードにより、淡いタンやレモン色になることもあるのですが、そうしたものはマルチーズの純血種としては望ましくないとされています。

マルチーズの毛質を活かすカット方法

ペットショップやブリーダーからマルチーズの純血種として販売されている個体は100%純白の毛質です。
この絹のような美しい被毛こそがマルチーズの最大の特長なので、飼い主となる人は定期的にカットをするなど被毛のケアをしていくことが必須となります。

マルチーズの被毛はほうっておくとどんどん長く伸びていってしまうので、顔全体を覆ってしまい、視界を悪くしてしまうことになります。
足元にも長く毛が伸びると、室内飼育をしていくときにフローリングで足を取られやすくなってしまうので、完全に伸びきる前にきちんときれいにカットしてあげましょう。

マルチーズのカット方法はいくつもありますが、それらの多くはマルチーズの長い被毛を活かしたものです。
ロングヘアをそのまま活かした「フルコート」という方法が定番ですが、動きやすいように短めの「ショートカット」にしている飼い主さんもよく見かけます。

なにせ被毛の量が非常に多いことから、かなりたくさんの種類のカットを楽しめるでしょう。
長い被毛ですが、シングルコートなので密度はそれほど濃くなく、触ったときにスーッと毛が流れるような美しさがあります。