犬には様々な種類がいます。ダックスフンドはアナグマの猟のために改良され、ブルドッグは牛と戦う犬として改良された犬として有名です。
マルチーズはなんと初めから可愛がるための犬、愛玩犬として育てられてきた犬なのです。

その歴史は古く、紀元前500年頃の古代ギリシャの陶芸品に絵が描かれているほど。マルチーズは昔から人々に親しまれてきた犬であることがわかります。

「マルチーズ」という名前も、古代に地中海で栄えた「マルタ」という島の名前から来ています。

マルタ島、みなさんはご存知でしょうか。
イタリアの南、地中海のほぼ真ん中に位置する島のことです。現在はマルタ共和国という国として知られているので、ヨーロッパに良く旅行に行かれる方はご存知の名前かもしれませんね。
この島は古代の時代には貿易で栄えていました。
そんな古代の地中海では「フェニキア人」という人々が力を持っていました。マルチーズは、貿易のためマルタ島に立ち寄ったフェニキア人たちが連れてきた犬が起源であると考えられているのです。

一説には貿易船に乗る船員たちがペットとして可愛がっていた、とも言われています。マルチーズはその後エジプトやローマにも広まり、エジプトでは王家の人々に可愛がられていたとも言います。エジプト王家ではマルチーズが金の器で食事をしていたという記録が残っているほどです。

時代が過ぎて14世紀以降になると、マルチーズはヨーロッパの他の国々に持ち込まれるようになります。マルチーズは可愛らしく温かく甘えたがり。
そんな特徴は昔から同じだったようで、「抱き犬」として王族や貴族などの女性たちに大人気になりました。当時の貴婦人たちは、宝石やアクセサリーを身に着けるのと同じ感覚でマルチーズを抱き、自身を美しく見せるファッションの一環としていたとか。

イギリスのヴィクトリア女王もペットとしてマルチーズを愛していたと言われており、その影響もあってマルチーズの名は世界中に広まっていき、様々な国でマルチーズ大流行を起こしていきます。このように古い歴史を持つマルチーズは「犬の貴族」と呼ばれることもあるそうです。

可愛らしく愛らしい外見は、さながら、その美しい毛並みの中にどことなく気品をもつマルチーズにはぴったりの別称かもしれませんね!

ここではマルチーズの歴史について紹介をしてきましたが、他のページではマルチーズの性格やしつけ、気になる病気についても紹介していきたいと思います。